競馬新聞の性別「騙」って?

競馬講座(初心者向け)

競馬新聞には必ず出走する馬の性別が記されています。
しかし「男・女」でもなく「雄・雌」っても書いてはありません。
また中には第三の性別もあるんですね。
競馬専門用語っぽい所があるので、初心者の方向けに解説します。

競馬新聞で性別をチェック

どの競馬新聞でもいいのですが、こんな感じの馬柱ってよく見ると思います。
青で囲った部分が性別です。
数字が年齢で、その左側に書いてあるのが性別です。

「牡」はオス、「牝」はメスです。
競馬の世界では「牡馬(ぼば)」、「牝馬(ひんば)」って言います。

もう一つ「騙」ってのがありますね。赤丸の馬。
これは「騙馬(センバ)」を意味しています。

騙馬(センバ)とは

「騙馬(センバ)」とは去勢した馬です。
人間で言うと工事済のニューハーフって言うのかな?要するに玉なし。オ〇ンチンを取っちゃった馬ってことです。

なぜ去勢するのかと言うと、主に気性に問題がある馬が騙馬になります。
馬は走る距離を知りませんから騎手のエスコートが大事になりますが、気性に難があるヤンチャな馬はなかなか騎手の指示通りに走ってくれない。そういう馬は去勢することにより、やや性格が落ち着く傾向があるので競馬でも好成績に繋がる可能性が高くなると言うことです。

気性が大人しくなるのが去勢のメリットですが、もちろんデメリットもあります。
まず子孫を残すことができなくなります。引退後のことを考えると強い馬ほど去勢は避けたいところでしょうね。また出走できるレースも一部制限されます。クラシックレースのダービー、皐月賞は出走できません。

デメリットを考えれば去勢はできるだけ避けたいのが馬主さんや関係者の本音だと思いますが、競走馬は走ってナンボ。レースにならないようなら去勢も止む無しってことなのでしょう。
去勢しても性格は大人しくなりますが、筋力が損なわれるわけではないので能力的には牡馬と同じですからね。

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