競馬の専門用語に「トラックバイアス」という言葉があります。
長年競馬をやっているといつの間にか自然に使ってしまっている言葉ですが、競馬初心者の方には「トラックバイアスってなに?」って思うでしょうね。
トラックバイアスは競馬予想において重要なファクターです。私自身も必ずチェックしているファクターなので、ぜひ覚えて競馬予想において活かして欲しいと思います。
トラックバイアスとは
トラックバイアスとは簡単に言うと馬場傾向のことです。
例えばタイムが速いのか?遅いのか?
馬場の内が伸びるのか?外が伸びるのか?
逃げ・先行馬が有利な馬場なのか?差し・追い込みが決まる馬場なのか?
馬場は生き物です。競馬は同じ競馬場であっても毎回天候も違えば、レースを重ねる度に馬場の傷み具合なども変化します。
特に重要になってくるのが芝のレースです。ダートであればコース全体が砂なので芝コース程神経質になる必要はありませんが、芝は使うごとに傷みが出てくるので慎重にチェックする必要があります。
トラックバイアスの調べ方
トラックバイアスの調べ方は人それぞれだと思います。
まず手っ取り早いのは競馬新聞を見ることです。競馬専門紙じゃなくてもスポーツ新聞でも競馬欄にはその日の馬場予報は必ず載っているはずです。こんな感じで。
ただ、これだけではやはり情報不足は否めません。活きた情報ではないので。
おすすめはシンプルですが、「過去のレースを見る!」です。
私は日曜メインレースの馬券を買うので、前日土曜日のレースをチェックします。
日曜日当日もメインレース前のレースを見て、トラックバイアスを確認します。
トラックバイアスの判断
私が買うレースは特に芝のレースが多いので馬場読みは重要なファクターになります。JRAのG1はほとんど芝レースですからね。
特に重要なのがメインレース直近のレースです。
メインレースはたいてい11レースなので、9レース、10レースで同じ芝のレースが行われていればレース映像見てチェックします。
そして上位に来ている馬がどの辺の位置からどんなレース運びで来ているのかをチェックします。ただしレースは馬場だけでなくペースや距離によっても違ってきます。
トラックバイアスはあくまでも予想ファクターの1つなので、これという正解はありません。
でもレースを見るか見ないかでは予想イメージも全然変わってくるので、トラックバイアスは私の中では重要な予想ファクターになっています。
過去レースの映像を見る方法
トラックバイアスを確認するために過去レースを見ることの重要性は理解していただけたと思います。
では具体的に過去のレース映像でどうやって見ればいいのか?
普通に午後3時からのテレビ中継内でも10レースは見れると思います。ただ裏開催の福島や小倉なんかは中継してくれませんね。また10レースがメインと同じ芝のレースなら参考になりますが、ダートだったら参考になりません。9レース、8レースを見ないと。
そんな時役に立つツールをご紹介します。
JRAが提供している情報ツール「JRA-VAN」というサービスです。
有料のサービスですが、JRA-VANならレース終了の約3分後にはレース映像を見ることができます。
JRA-VANではレース映像を見るだけでなく、様々な細かいデータを取得することができ競馬予想に活かすことができます。
またインターネット投票のPATと連動して使うと簡単に馬券購入もできて便利です。
気になる料金ですが、これだけのサービスがスマホ会員で月600円なら安いと思います。
私には欠かせないツールになっています。
コメント