私が2番目に覚えた馬がシンボリルドルフです。ミスターシービーが三冠を獲った翌年1984年の三冠馬です。
三冠馬ってそう簡単に生まれるものではありませんが、それが2年連続で史上4頭目の三冠馬と言う圧倒的な印象で少年の私に強烈なインパクトを与えてくれました。しかも無敗で。
競争生活約3年で通算成績が16戦13勝3敗。獲得したG1タイトルは7勝で史上最初の7冠馬。
まースゴイ成績なので、まずは生涯成績を見ていただきたい。
シンボリルドルフ生涯成績
年月日 | 競馬場 | レース | 距離(馬場) | 着順 | 騎手 |
1983年7月23日 | 新潟 | 3歳新馬 | 芝1000(不) | 1着 | 岡部幸雄 |
1983年10月29日 | 東京 | いちょう特別 | 芝1600(稍) | 1着 | 岡部幸雄 |
1983年11月27日 | 東京 | オープン | 芝1600(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1984年3月4日 | 中山 | 弥生賞 | 芝2000(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1984年4月15日 | 中山 | 皐月賞 | 芝2000(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1984年5月27日 | 東京 | 日本ダービー | 芝2400(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1984年9月3日 | 中山 | セントライト記念 | 芝2200(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1984年11月11日 | 京都 | 菊花賞 | 芝3000(稍) | 1着 | 岡部幸雄 |
1984年11月25日 | 東京 | ジャパンカップ | 芝2400(良) | 3着 | 岡部幸雄 |
1984年12月23日 | 中山 | 有馬記念 | 芝2500(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1985年3月31日 | 中山 | 日経賞 | 芝2500(稍) | 1着 | 岡部幸雄 |
1985年4月29日 | 京都 | 天皇賞(春) | 芝3200(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1985年10月27日 | 東京 | 天皇賞(秋) | 芝2000(良) | 2着 | 岡部幸雄 |
1985年11月24日 | 東京 | ジャパンカップ | 芝2400(重) | 1着 | 岡部幸雄 |
1985年12月22日 | 中山 | 有馬記念 | 芝2500(良) | 1着 | 岡部幸雄 |
1986年3月29日 | サンタアニタ(米国) | サンルイレイS | 芝12f(良) | 6着 | 岡部幸雄 |
シンボリルドルフの印象
ご覧の通りの成績なので、まー凄いの一言です。
ミスターシービーからは追い込みの凄さにインパクトを受けましたが、シンボリルドルフからはどんなレースでも負けない強さにインパクトを受けました。
特に印象深いレースを挙げると、ここまで強いと逆に負けたレースの方が強く印象に残っています。
シンボリルドルフは日本では2回しか負けていません。先着を許した日本馬は2頭だけです。
1頭は4歳(現3歳)秋のジャパンカップを逃げ切ったカツラギエース。
2頭目は5歳(現4歳)秋の天皇賞(秋)で勝ったギャロップダイナ。
シンボリルドルフが強すぎたので、逆にこの2頭は強く印象に残っています。
シンボリルドルフ産駒
シンボリルドルフは引退後、種馬になっても優秀な産駒を残しました。
トウカイテイオーです。トウカイテイオーも父と同じように無敗で皐月賞、ダービーの2冠を達成。
秋の菊花賞は残念ながら怪我で出走できませんでしたが、この馬もG1・4勝の歴史的名馬です。
シンボリルドルフの血統
父:パーソロン
母:スイートルナ
母の父:スピードシンボリ
生産者:シンボリ牧場
馬主:シンボリ牧場
調教師:野平祐二(美浦)
調教助手:藤沢和雄
主戦騎手:岡部幸雄
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